正しく覚えよう委員会Blog版 第2回 羽田空港のRWY16L降り

2010年10月21日、羽田空港はD滑走路(RWY05/23)の併用を開始し、それまで南よりの風が強い時、DYE(台場VOR)のR-300に乗ってやってくるVOR C Approachが廃止され、これに伴いRWY16Lへのランディングを見られなくなった。

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2010.07.25 - RWY16LへターンするJALの747-400D


しかし!

実は今(2016年7月19日現在)でもRWY16Lへの着陸が行われてるんです。


まずは、こちらのチャートをご覧ください。

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先述のとおり、VOR C Approachは廃止されましたが、今でもRWY16L(16R)へ計器進入(非精密進入ですが・・・)できるよう、VOR A Approachというものが設定されています。

MDAはランディングカテゴリーに関係なく760ftです。(あとでこれが重要になってきます)


話は前後しますが、今(2016年7月19日現在)でもRWY16Lへの着陸が行われています。但しある一定の条件が必要です。

1. C滑走路(RWY16L/34R)のみの運用であること
日中帯では基本的には4本の滑走路を使っているのであり得ません。ということは閉鎖のある夜間・早朝のみです。ではいつC滑走路1本運用になるのか。AIPやNOTAMを見ればわかるのですが、もう面倒くさいので結論から言っちゃいますと、毎週水曜日23:30~翌06:00毎週日曜日02:00~06:00です。ただし早めに他の滑走路の閉鎖が解けることもありますし、悪天候時は他の滑走路の閉鎖を見合わせることもあります。

2.南から南西の風が「強めに」吹いていること
弱い南風だと背風でもRWY34Rに降りることが多いです。では何ノット吹けばRWY16Lを使ってくれるのか、なんとも難しいのですが、経験上12~13ktぐらいかな?と思います。風向によっても左右されると思いますが。

3.そこそこ雲低高度が高いこと
さきほど書いたとおり、VOR A ApproachのMDAは760ftです。シーリングがそれよりも低いと進入したがらないでしょうね。また、あまりにも雲が低いときには、他の滑走路の閉鎖をやめ、開けることもあります。


以上です。

明るいときに撮りたいのであれば、日の出時刻の早い今がチャンスです。
あとは、天気がよく、南風が強めに吹いてくれることを祈りましょう。


追伸:某巨大SNSなんかでは、「チャーリーアプローチキターーーー!」なんていうのをいまだに見かけますが、VOR Cは過去のもの。ぜひこれを機会に覚えてもらいたいです。


正しく覚えよう委員会会長

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by kei_chang_2013 | 2016-07-19 20:28 | 雑記

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