正しく覚えよう委員会Blog版 第1回 羽田空港の方面別滑走路運用

ときどきTwitterで「正しく覚えよう委員会」というものをツイートしてます。
これは、せっかくマニアになるんだったら、知ったかぶりっぽい中途半端な知識ではなく、どうせならプロに引けをとらない知識をつけていただきたいというコンセプトにやってるわけですが、なんたってTwitterで使用できる文字数は140字のみ。伝えたいことを伝えられないことがある。はい、そういうわけで、このたびBlogにも展開してみようと思ったわけです。
Blog版では、Twitterでは伝えられないもののほか、なるべく「写真撮影」に使えるものをご紹介できればなと思ってます。


それでは本題に入ります。
第1回は「羽田空港の方面別滑走路運用」についてです。
まずお断りですが、あくまでもこれは「『基本』運用」です。イレギュラーの場合や、夜間の運用(23:00~06:00)には当てはまりませんので、予めご了承ください。


撮影してて「○○行きはどっちの滑走路使うんだっけー?」ってなったことあると思います。
ご存知のとおり、羽田空港には4本もの滑走路がありますが、ただ単に適当に滑走路を選択しているわけではなく、大分して「北風運用」と「南風運用」により使用滑走路を定め、さらに出発(到着)方面別(使用するSID,STAR別)にさらに使用滑走路を決めているのです。

北風運用と南風運用は呼んで字のごとく、北風(概ね北西から東南東の風)のときに使用する運用と、南風(概ね南東から西の風)のときに使用する運用のことです。
離陸滑走路は、
北風運用時・・・RWY05、RWY34R
南風運用時・・・RWY16L、RWY16R
となっています。

続いて方面別のルールは、AIPという航空路誌(IDを取得すれば誰でも無料で閲覧できる電子航空路誌(eAIP / https://aisjapan.mlit.go.jp/)があります)に書かれていますが、今回の本題である部分を抜粋しました。

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この表で一目瞭然となるわけですが、出発する航空機がどのAirwayに乗って目的地へ向かうか、これで離陸滑走路が決まります。これをもっとわかりやすく説明すると、下記のとおりとなります。

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北海道・東北・新潟経由ヨーロッパ・北米・太平洋地域方面(Y11、V15)、北陸・中部(Y884)
北風運用 → RWY34R
南風運用 → RWY16L

山陰・韓国・北京など中国北部(Y18)
北風運用 → RWY34R or RWY05(*)
南風運用 → RWY16L

福岡・長崎・広島(Y20)
北風運用 → RWY05
南風運用 → RWY16L or RWY16R(*)

九州北部・上海など中国南部・神戸・松山・高松・岡山(Y28)、関西・大阪・徳島・南紀白浜・九州南部・沖縄・東南アジア(Y56)、八丈島・オーストラリア(MIURA)
北風運用 → RWY05
南風運用 → RWY16R
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気になるのは(*)の「Departure Runway will be assigned when Flight schedule is fixed.」の部分ですが、この説明については、大田区のホームページに載ってます。一応、スケジュールによって取り決めがあるようですが、今のところ、北風運用時のY18方面はRWY34R、南風運用時のY20方面はRWY16Lで全て運用されています。


以上、長くなりましたが、離陸滑走路の運用について、よろしければ参考にされてください。

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by kei_chang_2013 | 2016-07-02 08:00 | 雑記

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